函館西高つゝじヶ丘同窓会東京支部ブログ

つゝじヶ丘同窓会東京支部「事務局トピックス」「会員だより」

2017年10月

札幌支部総会に出席して

広報部長 若林郁雄(14回生)

札幌支部総会1

 1021()17時より中島公園に近い「ホテルライフォート札幌」で開催されました。黙禱のあと浅野元広支部長(18回生)の挨拶、総会議事、一部役員改選が有り、支部長挨拶の中で支部の名簿数が907名、出席者が47名、高女が37名で139回生が870名との報告がありました。総会の出席者の最高齢は4回生で若い方は38回生、壇上で出席者全員の写真撮影。

 懇親会では、小松信夫校長が療養中のため石井勝教諭(同窓会学校事務局)と本部副会長の毛利悦子氏が挨拶され、共に西高と稜北高校との統合計画に関してのお話が主でありました。東京支部からの来賓として若林が挨拶と祝杯を挙げて開始されました。宴が進んで全員の自己紹介とスピーチがあり、ビンゴゲームで最高潮、応援歌・校歌斉唱・乾杯とあっと言う間の2時間でした。

 引き続き、ホテル内で場所を移し二次会が用意され、カラオケや懇談で遅くまで盛り上がっていました。

札幌支部総会2

 

江戸城無血開城の立役者――山岡鉄舟の魅力 森真沙子著「時雨橋あじさい亭」を読んで

あじさい亭3























学年幹事長 竹澤秀明
(17回生)

幕末の三舟の一人「山岡鉄太郎(鉄舟)」の青年時代を描いた時代小説である。一般的に江戸無血開城は、勝海舟・天璋院篤姫・皇女和宮が西郷隆盛の江戸総攻撃を中止させたというのが通説だが、西郷隆盛と海舟の会談前に鉄舟が徳川慶喜の命を受け、総攻撃の中止を懇願したことが大きな要因と言われる。この時の鉄舟の言動により西郷が総攻撃中止の気持ちに傾き、最終的に海舟との会談で中止が決定したと思われる。この西郷を懐柔させた「豪胆さと先を見る目」を持つ古武士・鉄舟の若き日の物語である。

現在第3巻まで発表されている。江戸小石川にある「あじさい亭」という煮売屋(惣菜販売を主とする居酒屋)の主人徳蔵と手伝いの娘お菜の目を通して、鉄舟を中心に幕末の江戸を描いている。

歴史好きの私に取っては興味が尽きない人物が登場する。鉄舟は9歳で真陰流、16歳で北辰一刀流、21歳で幕府「講武所教授」そして明治になって無刀流を開き、千葉道場で鬼鉄といわれた剣豪である。しかし剣術以外には無頓着で石高の低い山岡家の婿養子となった。妻女となった「お英」も似たもの夫婦のさいたるもので、極貧幕臣生活を嫌うどころか、楽しんでいる。お英の兄が高橋泥舟(山岡家から母方の高橋家を継ぐ)で鉄舟の義父、山岡静山の弟である。静山、泥舟ともに槍術の使い手である。両家は隣同士。このころ尊王攘夷の風が吹き始め、幕臣である鉄舟、泥舟ともに尊王の心を持っていたがため、清河八郎なるものと接触することになる。しかし清河は「尊王攘夷」でありながら幕府を騙し「浪士組」を組織させ京都に上京させたが、攘夷を強めたため幕府ににらまれ江戸へ戻らされた。この時指揮していた泥舟、そして清河と親交があった鉄舟も責めを負い謹慎処分とされた。

鉄舟の一部のみを知る私にとっては、目から鱗である。また清河と鉄舟の関係、特に幕府に追われる清河をかくまったが暗殺される。しかしその首をさらし首にしないよう対応した。また清河が組織した「虎尾の会」も書かれており、改めて歴史を調べる心境になった。ノンフィクションのなかのフィクションもあるが、歴史の流れに沿って興味を持って読み進めた。江戸総攻撃を中止するよう西郷に直談判に行く下りの「望嶽亭」からの脱出とその際ピストルを預ける場面は、私が東海道53次を旅した際、見学させてもらったので記憶に残る下りである。

また江戸の見世物小屋、団子茶屋などを通して庶民生活が生き生きと描かれている。そこには全編を通して「情の鉄舟」が描かれている。この後のシリーズでは幕末から明治の鉄舟が描かれると思う。坂本龍馬には中岡慎太郎、勝海舟には山岡鉄舟がいた。もっと鉄舟を見直し、前面に出す作品があっても良いと思う。

 

山岡鉄舟顔写真

函館西高東京地区二期会について

納代 鉄也(2回生)

今年も107()、函館西高第二期生(昭和27年卒業)の東京地区同期会が例年同様 銀座四丁目銀座クリスタルビル(通称フジヤビル)7階の桃杏楼で行われました。午前中は雨模様で果たして全員が予定通り出席して貰えるか心配しましたが雨も開会の正午にはあがり予定通り無事実行されました。

本年は毎年のように参加者が少なくなっている中で62人に案内状を出しましたが、参加者が26人と昨年の22人より4人多い参加者でほっとしました。我々二期生は昭和8年と9年生まれの満84歳以上の方々がメンバーですが、中には車椅子の方や付き添いの一緒の方も居ましたが、皆元気に西高時代同様に談論活発で敬語抜きや渾名での呼び合いが方々で出るという状態で、正午から午後四時までの四時間喋り通しの状態でした。

流石にアルコール類や食事の量は大分減って来ましたが、お喋りの方は全く昔通りの賑やかさでした。我々同期性は、旧制中学校・高等女学校の最後という事もあり函中・市中・高女・女子商業各校からの生徒の集まりという事もあり話題が特に多い様でした。恩師としては、例年同様 大谷泰子(旧姓工藤泰子)先生がお元気な姿を見せて頂き我々一同大いに感激しました。遠く札幌からも4名・鶴岡からも1名見えられ楽しい話題に色を添えられてくれました。

毎回の様にこの会も「今回で終わり」などと皆高齢者ぶっていますがこの調子だとどうもやめられそうもありません。年に一回の集まりですが、本当に有意義で楽しい若返りの会だと考えておりますので、年々参加者は少なくなるのは止むを得ませんが皆元気でいる限り何とかこの西高二期会を今後とも続けていきたいと考えていますのでよろしくお願い致します。

 二回生

平成29年度本部総会に出席して

西高建物
 副会長 高橋順吉(17回生)

 平成18年に開催された創立100周年記念式典と懇親会への参加以来、久しぶりに本部同窓会に出席したご報告を致します。

 今回は応援歌とエール実施の許可を受け、103日の実行幹事事前打合せ(五島軒)に出席する為に、同窓会担当の石井先生から応援グッズ確認要請を受け、母校を尋ねました。

 現役登校時八幡坂は利用していなかったので、赤レンガ倉庫からゆっくり登ってみました。坂全体の写真はポスターで良く見ますが、じっくり上ると色々な場面が見えました。それにしても観光客の多さには驚愕を感じました。皆さんの顔は日本人と似ており、近隣国の方々とすぐに判ります。石井先生とお会いし、18時からの五島軒打ち合わせを確認し校内を散策しました。

 校舎が新しくなった事は理解していましたが体育館は2棟ありました、急斜面で建設に苦労しただろうと思われる建物が何棟か増えていました。グランドまでの坂道は舗装されて、グランド出入り口は門扉が設置され、入ることは出来ませんでしたが、野球部の頃となーんにも変わっていませんでした。下校時の生徒に声を掛けましたが、みんな気楽に応じてくれて気分が良くなりました。

 小松信夫校長にご挨拶と思いましたが、体調を崩して養生中との事で、翌日藤島尚子教頭先生との面会を段取りして頂き、校長室でお逢い出来ました。東京支部の現状説明と同期(17回生)の刀匠;松田周二君を紹介説明し、彼の著書「名刀に挑む」(PHP新書)の内容を少し説明したところ、藤島教頭も刀に興味が有る事を知り嬉しく思いました。(2冊図書館展示)

本部総会吹奏楽

同窓会総会・懇親会は10月6日()18時から五島軒本店で総勢219名の出席で盛大に挙行されました。総会進行は幹事長;若山央さん(17回生)の司会で開会宣言・物故者への黙祷・会長挨拶;中山浩一・名誉会長挨拶;代理藤島尚子教頭の後議事進行に入りました。

 総会完了後懇親会に入りました。当番幹事273967回生代表の野口卓史さん(東京支部役員)の挨拶が有り、現役西高生吹奏楽部の元気な演奏とパフォーマンスを聞き生徒退場後乾杯となりました。大阪支部長中村浩氏の乾杯音頭で少し待たされた感の冷たいビールが身体に入りました。

現役西高生の活躍や90周年、110周年DVDが流されましたが、来賓の方々や同期との懇親で良く見れませんでした。(残念)参加最高年齢者三村静子さんへの記念花束贈呈が有り、古希(17回生)の記念品は私も頂く事となりクリスタルの置物を頂きました。

 握手会なるものが実施され、女性が全員ステージ前に整列し、男性が全員と握手すると説明を受けましたが最初は?との思いもありましたが、1人々大切に優しく握手して行くうちに不思議な安心感が沸きなるほどと思いました。

 校歌が始まる頃には「応援歌」の準備に入り、大応援団団旗(3m×4mと思われる)を有志に翳してもらい何時もの応援歌No.2をガナリ高女・女子高・西高のエールを18期能登谷公君19期川瀬俊吉君と私高橋順吉がエールを送りました。

本部同窓会長挨拶






本部総会応援団 二次会は札幌支部幹事の菩提寺孝幸君33期の同期経営の店で同期5名と合同二次会を行い、函館駅から

従妹が居る(清川口)まで(どうも終電)帰り無事就寝しました。

 函館の美味しい空気を吸い久しぶりのんびりした一週間を過ごし千葉へ戻りました。

西高ゴルフ会開催

学年幹事長 竹澤秀明(17回生)

今年も西高同窓生によるゴルフ会(5)が、106()に茨城県取手桜が丘ゴルフクラブで開催されました。310名の参加でした。今回は9回生の森英爾さんをはじめ、小嶋俊明顧問、若林郁雄広報部長が久しぶりに参加されました。天気も極端な暑さもなく良いゴルフ日和でプレーが出来ました。

さすがに今回は、若年会員(多少)が日頃の練習成果を発揮し好成績を出し上位を取りました。優勝は青木保さん(21回生)、準優勝は藤谷敏雄さん(19回生)3位は長谷川好広さん(32回生)でした。ベスグロ賞は藤谷さんの83。長谷川さんも897人が95以下の成績でした。

ある組では、オリンピックゲームを行い、俄然豹変したプレーをした方もいたようで、楽しい中にも真剣な1日を満喫できました。

最後に来春(412)に開催される臥牛会(以前の巴会)コンペに向けて健康に留意して再会できるよう誓い散会となりました。

20171006 西高ゴルフ会 

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