野口卓史(27回生)

先日函館に行ってきました。

搭乗したJALの機内誌SKYWARD 2012年7月号の特集記事、

“ロングステイをしたい街 函館”という記事の中に、我が

 西高の名前を見つけ、嬉しくなったので、ご紹介します。

 

大三坂を上りきって右に曲がり、八幡坂という幅の広い坂の上から、港の側に目を向けた。坂の下の通りを路面電車が横切り、その先の海には、25年ほど前に役目を終えた青函連絡船「摩周丸」が接岸され、記念艦として函館の歴史の一部を伝えているのが遠望できた。

坂道があり、海までがストレートに抜けて見える景色は何というか、心の内の、もしくは頭のなかの、澱みだとか滞りという得体のしれないものを一気にすっ飛ばしてくれる。とにかく“風通し”がいい。


八幡坂の頂点には「函館西高等学校」が校舎を構えている。「ここの生徒さんは素晴らしい環境のもとで、伸びやかに育つんだろうな」と想像した。20名ほどの観光客を引き連れたガイドさんがその学校を指差し、「ここは歌手の北島三郎さんが通っていたんですよ」と説明している。「♪はーるばる来たぜ、ハーコダテー♪」。ご年配の男性がちょっとヒョウキンな歌声で、サブちゃんのヒット曲「函館の女」の一節を口に乗せた。その一団はそれぞれが初対面の集まりであったように思えたが、すぐに弾けたように笑い、たちどころに空気が和んだ。(部分抜粋)