野口 卓史(27回生)

 早いもので、この4月に関東での単身赴任生活も10年目に突入しました。当初3年間との話が、あと2年、あと1年と、どんどん延び、ついに来年の1260歳の定年まで延びることになりました。

 独身気分をいいことに、時々マイル消化で一人旅に。この5月末の土日には沖縄へ行って来ました。沖縄は3回目です。1回目は「ひめゆりの塔」「平和祈念公園」と「ちゅら海水族館」をメインに、2回目は日本の夏の花火大会の口火を切る「海炎祭」と「首里城」「沖縄博物館」「海軍司令部壕」、そして今回は「対馬丸記念館」と民謡居酒屋です。

土曜の昼前に到着、旭橋近くの「ジャッキー・ステーキ」でテンダーロイン・ステーキの昼食、そのあと「対馬丸記念館」へ。今年、対馬丸の本を読み、訪れた次第です。対馬丸は米軍の潜水艦により沈められた疎開船ですが、1400名以上の犠牲者を出し、また学童が主体だった悲劇の船です。遺留品もほとんど無く、かえってそれが悲惨さを増しておりました。疎開は避難の面もありますが、軍の食糧確保の面も強く、またろくに救助活動もされていない事にもショックを受けました。子供たちの無念さはいかばかりだったでしょう。沖縄は本土の盾にされて、今も基地問題を抱えています。基地問題は、沖縄の問題では無く日本の問題として各人が考えるべき問題と思います。

記念館を出て、泊ふ頭近くのホテルにチェックイン、ひと風呂浴びて汗を流し、国際通りへ。とりあえず中ほどから県庁前方向へ、折り返し反対側の歩道を牧志まで行き、また戻って、ターゲットにしていた民謡酒場へ。ここはドラッグストアの店内を通って2階に上がっていく店でした。かなりすいていて、一人なのでカウンターでしたが一番前で、ステージの正面の席でした。料理は沖縄料理のコース3千円に飲み放題千円付けて4千円とリーズナブル。ビール2杯、レモンサワー2杯、泡盛と飲んだところで、ちょうど30分程のステージの2回目が終わったところで退店。1回目の終わりにはカチャーシーも経験しました。ただお客さんが少なく、いまいち盛り上がらず。そのあとネーネーズの出演する店に行ってみましたが、残念ながら当日はネーネーズの出演なく、ホテルへ。

次の日は、ゆっくり起きて朝食のバイキングのあと、お風呂に入り、10時にホテルをチェックアウト。モノレールで首里まで行って牧志まで戻り(ただ乗って景色を眺めてただけです)、国際通りをお土産探しながらぶらぶらと県庁前まで。お土産は宮古の「雪塩」とカラフルな星の砂の小瓶(150円)。昼少し前に空港へ。空港の1階の隅にある食堂で、沖縄そばを。昼過ぎの飛行機で帰ってきました。

今回は、急に決めたので、飛行機の空きがなく、昼について次の日の昼に帰るという、滞在時間も短い旅でしたが、回るスケジュールも特に決めないでいったので、観光というよりは息抜きといった感じでした。

沖縄、みなさんも機会ありましたらどうぞ。出来ましたら観光と併せて、戦跡も訪れてみたらいかがでしょうか。


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