会員だより
中村浩(9回生)
令和元年の始まりに開催された「つつじヶ丘同窓会」東京支部総会において、会長はじめ執行部も新たに選任され、函館西高等学校の名称も存続することもあり、この同窓会もさらに発展することと心からお祝い申し上げます。
総会・懇親会終了ののち、ホテル椿山荘カフェ フォレスタに於いて同期会を開催。9回生は関東在住の同期生で毎年関東旅行会を開催していますが、これに常時参加できない同期生も今回のいわば臨時同期会に出席でき、一同有意義な時間を過ごすことができました。なお、いつもはこの会のまとめ役である徳田紀美子さんが他に出席しなければならない会があり、欠席です。それで、急遽、本田啓さんの号令一下、森英爾さんが補助金の申請役、中村浩がカメラでの記録係として登場。他の参加者は、中山浩一同窓会会長を始め、大矢紀夫、北川佳子、伊東敏枝、小島紀美子の皆様です。会の最後に、関東旅行会の幹事長役の大矢紀夫さんの健康と来年度の幹事役の続投を願って散会いたしました。
木津 則子(14回生)
それは高校1年生の春、入学して間もなくのことだった。クラスの人の顔と名前もはっきり一致しない頃、数学の授業の時間に数人の生徒が指名され、前に出て黒板に数式と解答を書くように言われた。運悪く私の名前も呼ばれてしまい、前に出ることになったが私は数学が大の苦手だった。さっぱり答えが浮かばず、黒板の右端の前で何も書けずに立ち尽くしていた。私の他に指名された3~4人の生徒は、すでに解答を書いて席に戻っている。頭が真っ白になりながら、半泣きで立ち往生している私の背中に、何かがコツント当たった。
見ると、ノートの切れ端のような紙で折られた飛行機だった。広げてみると、数式と解答が書いてある。誰かが、答えを教えてくれたのだった。幸い先生は、生徒の席の間を見回っていて、私の事は目に入っていないようだった。私は、紙飛行機に書かれていた内容を必死に黒板に丸写しして、そそくさと自分の席に戻った。とにかく、顔から火が出そうなくらい恥ずかしかった。
当時は、一人で立ち往生した恥ずかしさと劣等感が先に立ち、誰が紙飛行機を飛ばしてくれたのかを考える余裕がなかったが、時が経つにつれて、私を救ってくれたのは誰だったのだろうと思うようになった。七重浜から函館の高校に進学したばかりの私は、都会の人はなんてハイカラなことをしてくれるのだろうかと、感動と感激の気持ちでいっぱいだった。
さっと答えを書いてくれたことからして、きっと頭の良い生徒だろう。そして、紙飛行機という手段を使ったことで、女子ではなく男子ではないかと推測した。
一番成績の良かったWくんか。しかしWくんの席は、出席番号順に座っていた当時の教室の一番後ろだったので、黒板の前まで飛ばすのは容易ではないだろう。次に、紙飛行機が飛んできたのは私の斜め左側なので、方向的にTくんではないか、と考えた。しかし、卒業して何十年も経った平成9年ごろの同期会でTくんに話したところ、「自分ではない」と言う。
それならばもうこの人しかいない、と思う人がいた。席の位置、頭の良さ、機転、正義感など、いくつかの条件から、Kくんで間違いないと考えた。きっとそうだと思いながらも本人に言うことができず、初めてその話をしたのは、平成24年の同期の東北旅行会の時だった。実はKくん本人は、「覚えがない」と言ったのだが、周囲の元クラスメートたちが、Kくんならそういうことをするだろう、そうだ、絶対にKくんだ!と口々に言い、私の恩人はKくんということになった。
今思えば、先生はもしかすると、私が誰かの助けを借りたことを知っているのではないか。黒板を前に一人長時間半泣きで立っていた私を、叱ったらよいのか席に戻したらよいのかと、対応に困っていたのかもしれない。今ならば、そういう大人の気持もよく理解できる。
あの紙飛行機の御かげもあって、苦手な数学で赤点も取らず無事に卒業することができ、皆と一緒に第14回卒業生になれた。あの当時は、恥ずかしいばかりで何もできなかったが、紙飛行機を飛ばしてくれた人は勿論のこと、私の様子を見てもはやし立てたりしなかったクラスメートたち、気付いていたかもしれないのに咎めなかった先生にも、とても感謝している。
何十年経った今でも鮮やかに心に残る、「紙飛行機の思い出」である。
鈴木 直人(24回生)
令和元年の元号改正になってから初のつつじヶ丘同窓会東京支部総会・懇親会(第18回)が、5月11日(土)にホテル椿山荘東京・雅の間で開催されました。
当日、役員改選もあり、東京支部会長の佐々木太郎様(14回生)が、退任され、後任に折田信一様(18回生)が、新会長として就任される事になりました。その他一部関係役員の方々についても改選があり在任期間中は、本当にご苦労様でした。
また、これから後任の皆様にも、色々とお手数をお掛けしますが、つつじヶ丘同窓会東京支部の運営にご尽力下さいますようお願い申し上げます。
当日の総会・親睦会は、天候にも恵まれ、ホテル椿山荘東京庭園の新緑も大変美しい中で、アトラクションの島あきの様や余興の函館港踊り等で会も大変盛り上がりました。幹事及び進行役の皆様、本当に有難うございます。
私達、24回生も、この総会・親睦会の楽しい余波を受けて、池袋の某カラオケ店へと二次会の場を移しました。参加者も多く10名と言う事で、マイクの空く暇もない位の盛り上がりでした。だだ今回の二次会は、長年東京で頑張って来られた皆川敦子さん(通称:あっちゃん)が、この度函館へ戻られる事となり、送別会も兼ねていましたので、ちょっと寂しい二次会になると思っていましたが、最後に我々青春の思い出の曲(1971年大ヒット)ザ・フォーク・クルセイダースの名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」(北山 修作詞・加藤和彦作曲)を大合唱してあっちゃんを送る事が出来て本当に良かったです!当日、参加された皆様、本当に有難うございました。
もう少しで、我々も本格的な年金生活者になりますので、これからは、色々なライフスタイルを考え、健康管理には十分注意をはらい。また、現役の西高校長である佐藤裕之先生からお話しがあった、「西高プライド」を今後も胸に刻んで楽しい時間をお過ごし下さい。
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