4月6日未明、NHKラジオを聞きながらベッドで微睡んでいたところ、「北島三郎は高校の先輩...」というフレーズに思わず目が覚めてしまいました。ラジオ深夜便午前3時からの「にっぽんの歌こころの歌」コーナーで、幼き日の歌:唱歌・童謡・叙情歌集というテーマで曲を流す合間に、アナウンサー(アンカー)が「お便り」を読み上げたのです。
引き続き聞いていますと「北島三郎がいわば凱旋で弟たちを連れて母校の函館西高を訪れた」こと、「当時の校長が後援会長になり、市内で行われたコンサートに西高生は50円で聞きに行けた」こと、「持ち歌は『函館の女』のほかは1、2曲しかなかった」こと、「前座は畠山みどりで、その衣装に驚いた」ことなどが語られ、最後に「京都在住の田端冴子さんからのお便りでした」と締めくくりました。
田端さんとは同期で、東京の同窓会にわざわざ京都から出席してくれています。昨年10月函館での同期会でも一緒になりました。
知人の投稿がラジオで読まれるのは超偶然なので、メールアドレスを持っていたら「聞いたよ」と送ろうかと思いましたが、名簿にはメールアドレスが無かったので、そのままにしてしまいました。
先輩の有名人といえば北島三郎しかいない田舎の高校で、しかも同期会で毎年のように会う人の便りを聞くとは!!北島三郎の母校訪問は当時としては大きなニュースで、私は(たまたま)行きませんでしたが、大勢の生徒がコンサートに行ったことも知っていたエピソードでした。
彼女が細部まで記憶していることに感心すると同時に、こういう「こだわり」が人と人を繋ぐ所以だと思った次第です。