野口 卓史(27回生)

 JALのマイレージのサービスに、「どこかにマイル」というのがあります。これは国内線往復航空券が通常15,000マイルのところ6,000マイルで引き換えられるというお得なサービスです。ところがどこに行くかはJALまかせというものです。申し込むと4つの候補が提示され、そのうちの一つが当たりますが、候補は再選定が可能です。候補が良ければ申し込み、後日結果が通知される仕組みです。

 時期的に北方面は雪で欠航の可能性もあるので、4つの候補が全部西日本になるまで選び直し、最終的には徳島空港行に。何年か前に徳島市内と鳴門の渦は行っているので、ガイドブックを引っ張り出し行先を物色。大まかに西に向かうか南へ向かうかというところですが、頭もボケつつあるので、大歩危・小歩危の祖谷渓に。さっそくレンタカーやらホテルの手配を。

 金曜日の夜便の移動だったので、泊りは空港にそこそこ近い鳴門の、とりあえず寝るだけのホテルへ。

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  翌朝空港まで戻りレンタカーを借り出発。高速に乗らず、ちんたら下道を吉野川の上流へ。途中貞光の道の駅でトイレタイム、そこの地図に剣山経由で抜けるルートがあるのを見つけ、観光案内の窓口の方にちょっと聞いてみたところ、冬は雪で閉鎖中とのこと。とりあえずまっすぐ大歩危・小歩危方面へ大歩危の泊るホテル前を通過し「かずら橋」へ。渡り料を払って渡ってきました。足を踏み外しそうで、おそるおそる。つかまり歩きでなければ渡れないですね。野口画像2

 

 



すでに昼はだいぶ回っていたので奥祖谷の方の「そば道場」へ祖谷そばを食べにいくことに。途中平家屋敷に寄り、やっと「そば道場に」、すでに
2時を回っていました。道路はところどころすれ違いも出来なさそうなところが増えてきたので、「かかしの里」とかまだ見るところあるのですが、温泉につかってゆっくりすべく昼飯後はホテルへ直行することに。3時過ぎにはホテル到着。さっそくお湯につかり、途中の道の駅で買った蜜柑を食べながら部屋でゆっくり。

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 夜ご飯は、レストランの和食のコース、一番搾り、地元のゆずビール、麦焼酎の水割りを一杯ずつ飲んで終了。全部を平らげるのはもうきつくなっていますが、何とか完食。郷土料理もいくつか入っておりました。

 部屋に戻り、ベッドに寝転がりながらテレビを見ているうちに時々うつらうつらしながら、結構早くに沈没。帰ってから改めて録画を見る羽目に。

 朝のバイキングにいか刺しが小どんぶりに、二口分程頂きました。函館でもしばらく食べてないイカ刺しを四国の山の中で食べられるとは思ってもみませんでした。

 遅めにチェックアウトし、大歩危で川下りの舟に乗ることに。ちょうど団体が入って、2艘が出たとこ、30分ほど待って乗船、ちょうど客のはざまで、乗客は2人だけ、ほぼ貸し切りでした。

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 そのあと来た時とは違うルートにしたのですが、狭いし前見えないとこばっかりだったので、運転疲れました。対向車来ないことを祈りながらでしたが、時々行き会いましたが、

ほとんど先に停まってくれたので助かりました。一度はバスも。よく運転するものだと感心しました。

 元々は平家の落人の里だったところもあるようですが、崖に貼りついて建てられて、すぐ前が道路の家も結構あり、普段の生活の大変さが感じられました。今回は雪にあたりませんでしたが、冬は雪も積もるところらしく、レンタカーもスタッドレス装着車を選べるようになっていたとこも。

野口画像5 前日の昼は蕎麦だったので、徳島ラーメンにしようと思い、徳島空港に向かう途中探しながら走っていましたが、うどん屋ばっかりで、やっとラーメン屋見つけた時は2時近くに。お腹がすいていたのを別にしても、中々美味しいラーメンでした。

 

 空港に戻る直前に、松茂町の人形浄瑠璃資料館に。入館料が無料なのが嬉しかったです。

見学者は自分ひとりと、あずましく観れました。

 


野口画像6 早めに空港に入り、今回の一人旅終了。